メルトピア

経営基盤を強化するIT戦略

三菱電機メルトピア。様々な事例がご覧いただけます。

  • カスタマーリポート

  • 導入事例
  • 2004年 12月号(No.101)
  • 雪印乳業株式会社
  • FAXOCRシステム「MELFOS」導入事例 
  • 高性能FAXOCRでスムーズにリプレース
    受注業務の効率化と在庫コスト削減に貢献

「おいしい顔。」のスローガンのもと、2003年1月から新たなスタートをきった日本における乳製品のパイオニア、雪印乳業株式会社。昨年は業界初のSCM(サプライチェーンマネジメント)を採用。“おいしさに徹底的にこだわった商品を、新鮮かつローコストで、安全・安心にお届けする”という目的のために、さまざまな業務改革に取り組んでいます。
同社では、物流拠点の統廃合などに伴い、受注業務のさらなる効率化を目指して、三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社(MDIS)のFAXOCR システムを導入。これまで以上に正確で速い受注体制を構築しました。あわせてSCM導入により在庫コスト削減を果たしました。

画像:東京本社と製品

人物写真

情報システム部 課長
武田 泰夫

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東日本物流センター
センター長
大江 昭平

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情報システム部
久保田 太

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情報システム部
清見 英隆

事業の再編成に伴い
受注業務の効率化を検討

 雪印乳業は日本の乳製品のパイオニアとして、80年近い歴史を持つ企業です。現在は乳製品に関する高い専門性を活かし、新たな価値創造に取り組んでいます。その一環として2003年10月には、油脂類とプロセスチーズにおける業界初の SCMを導入。鮮度管理の徹底や、在庫削減、環境負荷の軽減に取り組んでいます。
 その一方、事業領域を乳製品に集中することにより、営業所や物流拠点の統廃合も進み、従来日本全国6ヵ所に分散していた倉庫を、東京・大阪の2つのマザー倉庫と札幌・仙台・福岡の3つのフロント倉庫に集約。これを機に同社は、受注業務の効率化を目指して、FAXOCRのリプレースに踏み切りました。
 情報システム部課長の武田泰夫氏は「受注窓口は最終的に東日本・西日本の2つの物流センターに集約したのですが、1センターあたりの処理件数の増大が課題になりました。例えば、新体制では西日本物流センターは静岡以西全域という広いエリアをカバーしなければなりません。旧システムは約7年前に導入したもので、処理能力が低く、ハードウェアのサポートも終了していたため、最新のシステム導入の必要性を感じていました」と、その背景について語ります。

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コストパフォーマンスの優れた
「MELFOS」を採用

 システム選定のポイントは、まず、第一に集約された2つの物流センターで全国の受注業務をまかなうための処理能力の高さでした。そして、コストパフォーマンスに優れること。また、導入後のサポート体制に関しても厳しい目が注がれました。機能とコスト、トラブル時の対応力をトータルに検討した結果、 MDISの「MELFOS」が選ばれました。
 「MELFOS」は、お得意様からFAXで送られてくる注文書をFAXOCRサーバで受信し、記入されている手書き文字を自動認識します。受信した注文書に対しては、自動的に受信確認書を返信。担当者は、クライアント端末で認識結果の確認・修正を行うだけでよく、入力作業の負担は最小限に抑えられています。
 現在、雪印乳業の受注業務はオンライン、FAXOCR、そして通常のFAXの3形態で行われていますが、東日本物流センターでは、1日の受注件数が合計約3,000件。そのうちFAXOCRシステムによって対応しているものは約800件で、全体の30%を占めています。

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受注業務全体の
大幅な効率アップに貢献

 東日本物流センター センター長の大江昭平氏は「『MELFOS』を導入後、認識率ははるかに向上し、また処理スピードも速くなったので、担当者も高く評価しています。注文用紙の印刷も以前と比べると格段に速くなっています」と、導入効果を語ります。
 さらに武田氏は「最大のメリットが在庫コストの削減にあることは言うまでもありませんが、サポートの向上も見逃せません。以前はハードとソフトを別々の会社が担当していたため、トラブル発生時の連絡などに手間がかかることが多かったのですが、MDISはハードとソフトを一括してサポートしてくれるので、そうした煩わしさは一切なくなりました。
 また、旧システムの場合、サポート拠点が東京にしかなかったため、地方のトラブルには担当者が出張対応していたのですが、MDISは全国にネットワークがあるので安心です」と、高く評価します。
 注文書管理が簡略化したことも大きなメリットであると武田氏は強調します。以前のシステムでは、注文書は指定されたプリンタで印刷したものしか使用できなかったため、注文書を何枚も印刷してお得意様へ郵送していたそうですが、現在はFAX送信ですむため、郵送作業やコストの軽減にもつながっています。

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現場の声をシステムに反映
スムーズに導入を実現

 導入にあたっては、担当セクションから問い合わせが殺到するといったこともなく、きわめて順調に移行が行われました。これには、導入前にできる限り現場のニーズに耳を傾けたことが大きく作用しています。
 実際に物流センターで現場の声を集めた情報システム部の清見英隆氏は「今回のリプレースに際しては、準備段階から受注担当者の要望をじっくりヒアリングしました。それも、単にアンケートを取るといった方法ではなく、実際の作業を教わりながら生の声を聞くことができたので、言葉だけでは伝わりにくい部分も、システム構築へ反映することができたと感じています」と語ります。
 現場でのオペレーションについても、機種が変わって操作に戸惑うといったようなことはなく、ほぼスムーズに導入することができました。
 情報システム部の久保田太氏は「現場の担当者が導入教育という形でトレーニングを受けたのは一度だけでしたが、とてもしっかりとしたマニュアルが用意されていたので、理解も早く、非常に助かりました」と、振り返ります。

画像:サーバと作業風景

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市場のニーズに対応し
新たな価値創造を目指す

 物流センターでの処理の遅れは、全体の作業の遅延につながります。雪印乳業では今後も受注業務の標準化と効率化を引き続き進めていく考えです。
 大江氏は「受注の締め切り時間など、お得意様との基本的なルールは設けていますが、現場ではある程度柔軟な対応が求められます。そうした中で希望の納品時間を守り、欠品による販売ロスをなくすためにも、受注業務は今後一層の効率化・スピード化を進めていきたいですね」と、語ります。
 また、武田氏は今後の展開について「計画に対して実績が予定通りに遂行されているのか、経営目標値に対して進捗はどうなのか、といった情報をリアルタイムで把握できるように、計画系と実行系の連動性を高めていくことがこれからの課題です」と語り、厳しい市場環境の中で、より一層の顧客満足の向上と在庫ロスの削減を追求していく考えです。
 いま、雪印乳業ではSCMなど情報システムの整備だけでなく、技術力を活かした商品開発、需要創造型のマーケティング、そしてグループ全体の CSR(Corporate Social Responsibility)の徹底など、さまざまな場面で新しい取り組みが進行中です。「新たな価値の創造」に向けて、雪印乳業はこれからも、さらなる改革を推し進めていきます。

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説明図

システム構成

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